「新入社員」物語 第二話 
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 お越しいただき、ありがとうございます。

 社会人として、マナーの基本である「挨拶」を覚えた「海道 太郎」 くん。
 今回は第二話です。
 これはフィクションです。

 〜〜〜 「新入社員」物語 第二話 〜〜〜

 LV:  1, 経験値:  10, スキル:挨拶

  太郎   黒子先輩! おはようございます!!
  黒子   おはよう!
          最近、益々挨拶が元気になってきたわね。
  太郎   そ、そうでしょうか?

  北課長 黒子さん、ちょっといいかね。

  黒子   ごめんね、太郎くん。
        はい、なんでしょう?
   北課長  突然、部長に呼ばれて今日の打合せに出られなくなったんだ。
  黒子   困りましたね。。。 分かりました、私の方で説得しておきます。
   北課長 すまない。先方にも、よろしく伝えてくれ。
        後で、私の方からも電話しておくから。

  黒子   了解しました。

  太郎  これから打合せですか?
  黒子  そうなの。 ★!
       太郎くん、名刺持って。さ、行くわよ。
  太郎  え!? 行く? 僕がですか???
  黒子  もちろん。 早く準備しなさい。
  太郎  はっ、はい。

 突然の展開に太郎は、ノートと筆記用具、名刺を慌てて準備。
 黒子の後について、初めて応接室に入った。

 しばらくすると、(コンコン!)とドアをノックする音と共に、「失礼します」

  太郎  おはようございます!!!
  来客A !?
  黒子  ちょっ、ちょっと、太郎くん。
  来客A  わっはっはっははは・・・ いや失礼。
       おはようございます!

  黒子  申し訳ありません。
   太郎  ???
  来客A  いえいえ、こちらこそ笑いが我慢できず失礼しました。
  黒子  とんでもありません。
       さぁ、こちらへどうぞ。
  来客A  ありがとう。
       初めまして、流氷電気の十勝です。

  太郎  初めまして、海道太郎です。

 名刺交換も終わり、打合せは本題へと入っていった。
 聞きなれない単語や表現が多く、太郎には何を会話しているのか理解できなかった。

  十勝  では、北さんにも、よろしくお伝えください。
  黒子  はい、承知致しました。
    十勝  我が社でも、新人教育として挨拶は大切であると言う話をしているのですが
       海道さんのように、元気良く挨拶する人はいないのです。
       御社の教育は素晴らしいのですね。

  黒子  いいえ、それは個人差によるものだと思います。
    十勝  もちろん、それは承知しています。
       しかし、元気のある新人が、のびのびと挨拶できる社風があるのですよ御社には。

  黒子  そうなのでしょうか・・・?
    十勝  海道さん、善い先輩や上司に恵まれているようですね。
       これからも、よろしくお願いします。

  太郎  は、はい! こちらこそ、よろしくお願いします!

 最初に冷や汗をかいた黒子も、太郎を同席させたことで予想外の成果を得ることができた。

  黒子  太郎くん、今日は同席してくれてありがとう。
    太郎  はい? 僕は一言も話していませんけど・・・?
  黒子  ふふ。 会話が全てではないのよ、社会人の打合せは。
       この理由は、また今度教えてあげるわね。

 こうして太郎は、お客様と初めての打合せを経験した。

 ♪♪♪ LV:  2, 経験値:  25, スキル: 「来客対応を覚えた!」

 次回に続きます。
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