「新入社員」物語 第一話 
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 お越しいただき、ありがとうございます。

 未成年の人も、成人になられた人も、将来誰もが迎える社会人への扉。

 その扉の向こう側には一体何があるのか?
 期待と不安を持っている人も、いるのではないでしょうか?

 そこで、私達 Kuroko は、学生のみなさまの疑問や不安など、さまざまなことについて
 お役に立ちたいと考えています。

 社会人の第一歩である企業へ入社した場合の例について、某電気関係の企業へ就職した
 「海道 太郎」 くんが、いろいろなことを学びながら成長していきます。
 これはフィクションです。

 〜〜〜 「新入社員」物語 第一話 〜〜〜

 LV:  0, 経験値:  0, スキル: なし

  北課長  太郎くん、おはよう。
  太郎   おはようございます。
  北課長  太郎くん、すまないが実験室へ行って、こういう物を持ってきてくれないか。
  太郎   でも、どこにあるのか分からないです。
  北課長  実験室に、黒子さんがいるから聞いてくれ。
  太郎   わかりました。

  とぼとぼと、実験室へ向かう太郎くん。
  まだ、仕事始める時間じゃないのに・・・
  始業開始前の時間のため多くの人が足早に過ぎ去っていく。
  ごくまれに、「おはよう!太郎くん」と、声をかけてくれる人もいた。
  しかし、入社して間もない彼は、まだ名前と顔も一致していないため誰から挨拶されたのかも分からない。。。
  実験室へ一人で行くのも今回が初めてだ。

  太郎  まいったな、こっちだっけ?

  彼は折り紙つきの方向音痴。
  だんだん自分がどこを歩いているのか、不安になりつつ・・・
  前から、目つきの鋭い人に囲まれた年配の男性が歩いてくる。
  多くの人が挨拶して通りすぎて行く。

  太郎  このあたりは、同じ部署の人が多いんだな〜

  などと思いをめぐらせていると、偶然にも見覚えのある実験室の前にいた。

  太郎  よかった。無事にたどり着けた。

  ほっとして、中へ入っていく。

  太郎  黒子先輩、こういうものを持ってくるように言われたのですが?
  黒子  ん?
  太郎  ・・・
  黒子  太郎くん。
  太郎  はい。
  黒子  挨拶は社会人として、マナーの基本なの。
  太郎  ・・・基本。
  黒子  ちゃんと挨拶するようにしてね。
  太郎  はい。 おはようございます!!
  黒子  おはよう! そうそう、元気よくね!
       それと、事務所からここへ来る間にも多くの人にすれ違ってるわよね?
  太郎  は、はい。
  黒子  挨拶したのかな〜?
  太郎  い、いいえ・・・
  黒子  いい、ここは会社なの。
       会社には、知らないお客様や会社幹部の方もいらっしゃる。
       自分が知っている人にだけ挨拶すればいいと言うことじゃないのよ。
  太郎  ・・・
  黒子  これからは、すれ違う人にもできるだけ挨拶するようにしてね。
       誰にでも挨拶できるようになることは、社会人としても、太郎くん自身に
       とっても将来、大切なことなんだから。
  太郎  はい。。。
  黒子  何が大切なのかは、また今度教えてあげるわね。
  太郎  分かりました!

  こうして太郎は、誰にでも挨拶することを学んだ。

  ♪♪♪ LV:  1, 経験値:  10, スキル: 「挨拶を覚えた!」

  次回に続きます。
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